【ドワーフクラブ】ドワーフクラブってなに?

ある日、ネットの海で出会ってから飼育し始めて半年ほどたちますが、一度ドワーフクラブについてまとめてみました。

(うちのレッドデビルクラブ)

ドワーフクラブとは?

カニの内、「ゲオセサルマ属(Geosesarma)」や「レピドテルプーサ属(Lepidothelphusa)」などの小型の淡水カニの総称です。

通常,甲羅の大きさが10mm以下で、インドから東南アジア、ソロモン諸島、ハワイまでの地域で生息しています。

日本では現地で採取して輸入された個体が主に販売されていますが、繁殖は比較的容易なため、日本生まれが流通しているかもしれません(たぶん)。

ペットショップで主に流通しているのは「バンパイアクラブ(ゲオセサルマ属)」「レッドデビルクラブ(ゲオセサルマ属)」といった種類になります。

Wikipedia(英語版)ではゲオセサルマ属で53種類存在するようです。

値段はだいたい1匹1000円~で売られていますね。通販で売っているところもありますよ。

さすが熱帯の生き物であって体の色がけっこう派手で、甲羅の模様も個体差がありとってもかわいいです(主観)。

寿命はだいたい45年ほどと言われています。

卵からかえって成体になるまで2年ほどかかるみたいなので、ペットショップで買ってからの寿命は2~3年くらいと見ておくといいかもです。

ドワーフクラブを飼うときの環境

淡水ガニということで水辺が必要です。

カニはエラ呼吸のため、水を常に体にまとっていないと呼吸ができません。また、脱皮も水中で行いますので、体がすっぽり入るくらいの高さの水辺を用意しましょう。

エラ呼吸なので、水道水はそのまま使わないで塩素(カルキ)抜きが必要です。カルキ抜きを使うか、1~2日ほど汲み置きした水を使いましょう。

ろ過フィルターを使うか、定期的に水替えをして清潔に保った方がいいですね。

陸棲が強いため、水辺を作っても脱皮の時以外はあまりいません。極端に言えば陸はカニに有害でなければなんでもいいです

ソイルだったり、テラリウム、コケリウム、人工物(カニがちぎって食べなければ)何でもありです。

あとは捕食される側なので、体が隠れる程度の場所があればストレスが減ると思います。

ただし、ほとんどそこに隠れて姿が見えなくなってしまいますがw

複数匹一緒に買う場合は、それぞれに隠れる場所があるといいですね。

呼吸の関係もありますので、陸地も湿度がある程度保てるレイアウトをお勧めします。

温度はもともとの生息地域に合わせて20~28℃くらいをお勧めします。

温度が下がりすぎるようでしたら、ペット用ヒーター等を利用しましょう。

日本に生息するサワガニの飼育とだいたい同じと思っておいてよいかと思います。

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ドワーフクラブのエサ

雑食なので何でも食べます。割合としてはだいたい動物性7:植物性3くらいの印象です。たまに地面をツマツマしたりしています(カワイイ)。

動物性だったら乾燥アカムシ等の乾燥したものが腐ったりせずに管理しやすいですね。

生餌もたべてくれます。私の場合は増えすぎたワラジムシを週一くらいで投入しています。捕まえるときの野生の本能を垣間見ることができます。

植物性だったらニンジンやリンゴの食いつきがいいですね。あと、キュウリとかピーマンもうちのコは食べますね。

甲殻類ですので体のメイン素材のカルシウムは意識しておいたがいいと思います。その観点でも乾燥アカムシはカニに対して大きさがちょうどよく便利です。

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ドワーフクラブの脱皮

1年に複数回脱皮をします。

脱皮の前は餌を食べなくなり、体の透明度がなくなってきます。

いよいよ脱皮直前になると体全体がつかる水の中でじっとするようになって、体をもぞもぞし始めて5分ほどで脱皮が完了します。

脱皮後は体がしっかり固まるまで水の中で相変わらずじっとしています。その後陸に上がっていきます。

脱皮後の殻は貴重なカルシウム源なのでしばらくそのままにしておきましょう。ただ、甲羅部分を主に食べて、足はあんまり食べないようです。

脱皮後は体が柔らかいためハサミや足が欠損(切れてしまう)ことがあります。触ったり、刺激しないようにしましょう。欠損しても次の脱皮時に復活するので、欠損してもそこまで気に病む必要はないです。